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2011.10.27 APEC

来月、11月12日・13日にハワイ・ホノルルに於いてAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議が開催されます。
これに伴い、各メディアではTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)FTA(自由貿易協定)EPA(経済連携協定)と言う文字や言葉が賑わっています。
先日(10月12日)、米国議会は通商政策上の長い間の懸案であった韓国とのFTAの実施法案を可決し、早ければ2012年1月から発効する見通しになりました。
昨日(10月26日)、全国農業協同組合中央会(JA全中)等の農漁協組織や消費者団体、約3,000人が、東京都千代田区の日比谷公園で「TPP交渉参加に反対し日本の食と暮らし・いのちを守る全国決起集会」を開き、 TPP交渉不参加を訴えられていました。
その間、政権与党である民主党は、党内議員すらもまとめられず・・・、これらは、何を意味しているのでしょうか?
FTAやTPPや円高や政策等、色々な事柄が複雑に絡みあっていますが、ひとまとめにしてしまい『損得』と言う観点からだけで論じるのではなく、 各々、一長一短があり、個別に色々な角度から検討していく事は出来ないのでしょうか?税制問題も然り、雇用問題も然りです。
体面的で耳障りが良いだけの対応ではなく、国民がある程度納得(妥協)出来る対応をお願いしたいと思います。
その為に、国民は、柵(しがらみ)の無い政党に将来を託し、政権交代したのだから・・・
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2011.10.20 同窓会

先日(10月15日)、15年振りに関西学院同窓会川西支部総会・懇親会に行って来ました。
前回出席した際の会場は、阪急電鉄宝恊川西能勢口駅前のアステ川西内にあるアステホールでしたが、 今回は、関西学院会館でした。
今迄は、関西学院に用がある場合は、車で伺っていましたが、今回は、敢えて、中学部入学時から大学卒業迄、10年間慣れ親しんだ登下校路を歩いてみようと思い、 往路は阪急電鉄今津線仁川駅で下車し関西学院迄歩き、 復路は関西学院から甲東園駅迄歩きました。
大学を卒業して18年、以前あった住宅や店舗がなくなっていたり、新しい店舗が建っていたり道路が整備されていたりと、風景が微妙に変わっており、 生活環境としては快適になったと思われますが、何か寂しさを感じました。
また、男子校だから出来る事・出来た事があるのを身を以って体験したので、2012年度から中学部が、2015年度から高等部が共学になる事に対して、何か寂しさを感じます。
月日が流れ、時代や状況も変わっている中、その場所や組織に関与していない、何も判っていない私が言う事は、非常に勝手過ぎると思い申し訳なく思いますが、 何とも表現しがたい気持ちです。
ただ、関西学院の理念をより多くの方々に理解して頂く事や、関西学院及び周辺地域の今後の更なる発展を願う気持ちも、誰よりも持っているつもりです。

追記 支部総会・懇親会には、多くの方が参加されていました。こんなに多くの方が、同じ地域で生活してと思うと、
    心強い気持ちになりました。
    ただ、平成元年(1989年)以降の卒業生は、私を含め数人でした。今後、早い段階で平成以降の卒業生の
    参加が増えればいいなと思い、少しでも尽力出来ればと思いました。
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2011.10.13 たのしい体操

『2011第43回世界体操競技選手権大会』が10月7日から東京体育館で開催されています。
私は、学生時代に未就園児から中学生迄を対象とした体操教室で体操を教えていました。そして、この9月からご縁があり、 大阪府下の体操教室で指導はしませんが、顧問をさせて貰う事となりました。
私が、中学2年生の時(1984年)に開催されたロサンゼルスオリンピックで森末慎二さんが、 鉄棒で10点満点を出し金メダルを獲得され、その後も、多くの日本選手が活躍されたいましたが、オールラウンダー(総合)で金メダルを獲得する選手がなかなか現れませんでした。
その昔は、「体操 = ニッポン」と言われていましたが、各国の著しい躍進により日本は厳しい状況が続いていました。 そこに、内村航平選手が現れ、次々と金メダル獲得していきました。
それは、減点方式から加点方式にルール改正があったからかもしれません。指導方法や練習内容が変わったかもしれません。しかし、内村航平選手を見ていると、その様な事柄ではなく、心から『たのしい体操』を実践しているから、 この結果に繋がっている様に私は見えます。
現在、週に数回、厳しい練習に耐えながらも、『たのしい体操』を心掛けている選手や生徒の練習を拝見しながら、 いつか、彼等・彼女等が世界で活躍出来る姿を見られたら嬉しいなと思っております。
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2011.10. 6 最近読んだ書籍から・・・

最近、知人の事務所で偶然目に入り、借りて読んだ書籍が、結構面白かったのでご紹介します。
まず、1冊目が、飯島勲著 『代議士秘書 永田町、笑っちゃうけどホントの話』 (講談社文庫)です。
小泉純一郎元首相の政策担当秘書をされていた飯島勲氏が、限りなくクロ(黒)に近いグレーな話を含め、秘書当時の色々な話を面白可笑しく書かれた内容でした。
ただ、この本は、1995年に『永田町の掟』と言うタイトルで刊行されたものに加筆・再編集を施し、2001年に発行されたものですので、この約10年間(2001年〜2011年)で郵政民営化、民主党与党、公務員制度改革等々が 霞ヶ関でもあり、大きく政局も変わり、現在では当てはまらない、ありえない事も多々ありますが、政治以外の世界でも役立つ事が沢山書かれています。

2冊目が、古賀茂明著 『官僚の責任』 (PHP研究所)です。
古賀茂明氏は、「改革派官僚」として知られる経済産業省のエリート官僚であったが辞職に追い込まれ、現在は、コメンテーターとしてメディアに登場されている方です。
本の内容は、さておき、古賀氏のメディアでの発言を聴いていると、『官僚の責任』等の著作物がゴーストライターではなく、自身が書かれているモノであるとよく判ります。
古賀氏が、本物の改革派でありエリートである事を感じさせる1冊であり、官僚以外の方にも自分自身の『夢や希望』、『やりがい』を思い出させてくれる1冊です。

政治や官僚と言うカテゴリーに囚われず、2冊共、私は一読の価値があると思います。
        飯島勲著『代議士秘書 永田町、笑っちゃうけどホントの話』(講談社文庫)        古賀茂明著『官僚の責任』(PHP研究所)

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